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全日空の殿元常務「787の今期業績への影響読めない」

全日空の殿元常務「787の今期業績への影響読めない」

2013/1/31 19:19 全日本空輸が31日発表した2012年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比55%増の522億円だった。13年3月期通期の従来予想(400億円)を3割上回ったが予想は変えなかった。殿元清司常務取締役執行役員は、同日東証で開いた記者会見で「ボーイング787型機の影響がどのように今期の業績へ影響してくるかまだ読めない」と述べた。

主なやりとりは次の通り。

――787の運航停止の影響で1月は14億円の減収となったようだが、損益への影響は。 決算を発表する全日空の殿元常務取締役執行役員(右)ら(31日、東証) 「営業利益への影響は、(キャンセルで運航経費などの)変動費が減少するため、14億円を下回る水準にとどまり、そう大きくはないだろう」 「787の2月の運航計画は当初一日52便(国内のみ)の予定だった。他の予備機の稼働を上げて、何とかこれを一日20便ほどの欠航にとどめている。(787は)国内線では12日まで、国際線では18日まで全便欠航としているが、その後のダイヤもできるだけ早く示していきたい。欠航や一便当たりの振り替えでご迷惑をかけるお客様の数は1月よりほぼ半減する。(1月の減収額である)14億円からはかなり減ってくるだろう」

――12年4~12月期連結決算は、純利益がすでに通期見通しを3割上回っている。 「(787の運航再開時期がみえないため、1~3月期の収支に)どのように影響してくるかまだ読めない。その他の部分の収入とコストを見極めて、あらためて今の業績予想を変える必要があれば速やかにお示ししたい」

――為替の変動はどのように影響するか。 「機材や燃料などドルでの購入が多いので(現在の)円安でドルベースのコストは高くなってくる。一方、12年度でみると約6割は為替のヘッジをしている。国際線旅客と貨物では外貨建ての収入が増えている。結論として営業利益への影響はトントン、もしくは若干の増益要因になるだろう」

――787の運航再開のメドは。 「そう長くはかからないと思っている。原因究明をやっている段階で、その調査結果を基に対策をたてて、航空会社に示していくという段取り。そう遠くないと考えている」 「技術スタッフを始めとして日米両国の関係機関、航空機メーカーとほぼ毎日情報交換をしている。原因究明と今後出てくるであろう対策に全面協力している。当面はそれに全力を尽くしたい」

――787に関する投資計画の変更は。 「今のところ787を中心とした航空機投資や路線展開などの中期経営計画に変更はない」 「ただ一年以上原因究明などが長引けば、投資・路線計画の見直しも考えなくてはならない」

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