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調査で判明 勝ち組投資家が見ていた指標・情報源

調査で判明 勝ち組投資家が見ていた指標・情報源

 株式投資などで十分な運用実績を挙げていくには、日々の情報収集が欠かせません。では、具体的にどのような情報をウオッチすればいいのでしょうか。今回は個人投資家1万人を対象に実施したアンケート調査の結果から、「勝ち組」が見ていた経済指標やネット上の情報源は何だったのかを解説します。

 投資の勝ち組と負け組では、注目している数値指標にどんな違いがあるのか。「日経マネー」編集部が実施した個人投資家調査[注1]から、まずは勝ち組と負け組[注2]がチェックしている指標の違いを比べた。

 まず、負け組は全ての数値指標につき勝ち組よりも関心度が低い。それでも米ドル/円や豪ドル/円など一般的な指標では両者の差はあまりなく、原油価格、金価格でも大きな違いは見られない。顕著な差が出たのは、米国株の動きやユーロ/円、外国人投資家の動向、米国雇用統計などへの関心度だった。負け組が日銀短観など国内指標を比較的よく見ているのに対し、勝ち組は国内に限らず、明らかに世界全体の動きに注目している。各国の長期債利回りではその差は2倍にもなった。

勝ち組と負け組が見ている指標の違い

勝ち組と負け組が見ている指標の違い

■年代が高くなるほど投資指標への関心も高まる

 では、年代によって見る指標に違いはあるのだろうか。20代(828人)、30代(2462人)、40代(2645人)、50代以上(4106人)で調べた。なお、参考までに年代別のほかに、「金融資産が1億円以上」と回答した137人も比較した。

 その結果、年代が高くなるほど投資指標への関心度も高くなる傾向があることが分かった。例外は、ユーロ/円(40代より30代が高い関心)や各国の長期債利回り(年代が上がるほど関心が低下)など数えるほどしかなかった。20代の投資家では指標やマクロへの関心が想像以上に低い。

[注1]アンケートは、2013年2月8~20日にインターネット上で実施。2012年の運用成績、投資スタイルなどについて尋ねた。回答者数は1万64人。
[注2]この記事では、「2012年11月末~2013年1月末までに金融資産を30%以上増やした人」、もしくは「過去3年間連続で日経平均株価の上昇率に買った人」を勝ち組とした。同様に負け組は、「2012年11月末~2013年1月末までの金融資産の増加率が10%未満だった人」、もしくは「過去3年間連続で日経平均株価の上昇率を超える運用実績を達成できなかった人」のいずれかに該当する人とした。

 一方、金融資産1億円以上のお金持ちは米国株・中国株の動きをはじめ、あらゆる数値指標に貪欲な関心を示す。年代別で20代の回答率がどの指標でも低かったのとは大きな違いだ。特に原油価格や米雇用統計などをチェックしている金融資産1億円以上の回答者の比率は、20代の2~3倍になった。

見ている指標の違い(年代別と金融資産1億円以上)

見ている指標の違い(年代別と金融資産1億円以上)

 なお、これらの数値指標のうち、重要だが入手しにくいものについて、どこにあるかを下にまとめた。

[左]一般に入手しにくい主な数値指標と、その入手が可能なウェブサイト
[右]各国の長期債利回りが入手できる国際投信投資顧問(国際投信)のウェブサイト。世界地図の上に表示されるので見やすい

[左]一般に入手しにくい主な数値指標と、その入手が可能なウェブサイト
[右]各国の長期債利回りが入手できる国際投信投資顧問(国際投信)のウェブサイト。世界地図の上に表示されるので見やすい

勝ち組投資家がよく見ているサイトベスト20

勝ち組投資家がよく見ているサイトベスト20

 調査では、このほかインターネット上の情報源についても訪ねた。 勝ち組によく見ているウェブサイトは何かを聞くと、圧倒的に多かった回答は日経電子版やYahoo!ファイナンス、ロイターなどの総合ニュースサイトだった。これらは経済や相場全体の動きをつかむには欠かせない存在なので、当然と言えるだろう。

■情報源としてネット証券のサイトも活用

 最近ではネット証券の情報提供サービスも充実しているため、マネックス証券、SBI証券、松井証券などの名前も上位に登場。適時開示情報閲覧サービスやモーニングスター、EDINETなど、ニュースに加え「目的を持って調べに行くサイト」も複数入っている。

 個人のサイトは少ないが、「日経マネー」誌の連載でおなじみの夕凪(ゆうなぎ)さんのサイト「ダントツ投資研究所」がランクインした。夕凪さんは「実際、どれくらい投資家の役に立っているかは自分では分からないので、とっても光栄です」とコメントしている。「表全体を見ると、皆さんはサイトを“情報の種”として使っているよう。その情報を解釈するのは自分、という使い方です。多分私のサイトは、投資部門別売買状況の確認に利用されているのだと思います」。

アンケートで寄せられた各サイト対する評価・意見

アンケートで寄せられた各サイト対する評価・意見

勝ち組投資家がよく見ているブログベスト20

勝ち組投資家がよく見ているブログベスト20

 次にブログだが、勝ち組が多く見ているのはインデックス投資の実践記である「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」。名称が1973年刊の名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』から来ているのは言うまでもないが、これがトップということは、パッシブ運用に憧れる株式投資家も意外に多いのだろうか。

 続いて目立つのが株主優待、配当金関連のブログ。特に「みきまるの優待バリュー株日誌」は写真が豊富な点も含めて人気だ。他にも、読みやすい個人の投資実践記が、不動産分野のものも含めて多数登場した。

 夕凪さんのサイトはここでもランクイン。「ブログの表はバラエティーに富んでいますね。ある情報を、お目当てのブログ主はどう解釈しているかを知りたいのでしょう。そのため自分の投資スタイル(優待、長期投資、テクニカル投資、イベント投資など)に合わないブログは全然見ないのでは」(夕凪さん)。

[左]梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーは「パッシブ投資の情報が充実」「同じ投資家目線である点」など高評価
[右]みきまるの優待バリュー株日誌は「見落とした銘柄が優待の写真付きで見られる」「銘柄分析の視点がよい」といった意見が見られた

[左]梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーは「パッシブ投資の情報が充実」「同じ投資家目線である点」など高評価
[右]みきまるの優待バリュー株日誌は「見落とした銘柄が優待の写真付きで見られる」「銘柄分析の視点がよい」といった意見が見られた

■勝ち組はメルマガよりサイトを重視か

 一方、メールマガジンはサイトやブログに比べ「参考にしている」という声が少なく、名前が挙がったのもほとんどがネット証券のメルマガだった。勝ち組投資家なので、メルマガで情報が与えられるのを待つのではなく、自らサイトやブログで積極的に調べているということか。マネックス証券のメルマガについては「内容が面白い」「特に毎朝のコメントに曖昧性が少ない」、楽天のメルマガについては「タイムリーに届き、空き時間に手軽に確認できる」などの評価が寄せられた。

[左]勝ち組投資家がよく見ているメルマガベスト10
[右]楽天証券のメルマガは種類も豊富。「投資情報がタイムリーに見られる」との声が多数あった

[左]勝ち組投資家がよく見ているメルマガベスト10
[右]楽天証券のメルマガは種類も豊富。「投資情報がタイムリーに見られる」との声が多数あった

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