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LCC業界で白熱 パイロット確保めぐり“仁義なき戦い

LCC業界で白熱 パイロット確保めぐり“仁義なき戦い”

 格安航空会社(LCC)業界がすごいことになっている。
ピーチ・アビエーション に続いて、今度はバニラエアが6月に全便の2割を欠航させることを発表したのだ。 同社は成田と台北、ソウルをつなぐ国際便のほか、成田と札幌、那覇を飛ぶ国内便を 運航している。月に合計720便。そのうち国内便の一部の154便を取りやめるの だ。理由はパイロット不足である。 「パイロットは28人いましたが、そのうち2人が3月に退職し、5月末にもう1人 退職する予定です。そのため欠航を決めました。7月はANAからパイロットに出向 してもらうので、便数は戻ります」(同社広報担当者)
 10月までに最大2000便を欠航させると発表したピーチも「パイロットを確保できない」という理由だった。なぜパイロットが足りないのか。 「パイロットの奪い合いが起きているからです」とは航空関係者だ。 「便数が増えたのに、パイロットの数が変わらないので、どの会社も焦り気味です。 とくにJAL傘下のジェットスター・ジャパンは現在の成田空港のほかに関西空港を 第2拠点にして業務を拡張しようと狙っている。ひとりでもパイロットを増やした い。そこでライバル社のピーチ、バニラのパイロットを“高給優遇”のおいしい条件 を突きつけて引き抜こうとしているのではないか、というウワサまで流れています」
■持参金200万円で引き抜き  たしかに、JAL傘下のジェットスターだけは、パイロットを十分に確保してい る。  当のジェットスターは「たしかに他社から転職してくる人はいますが、引き抜きは していません」とウワサを否定する。
 とはいえ、航空業界がパイロット不足で四苦八苦しているのは事実。LCCのパイ ロットが200万円の持参金を積まれて、ライバル会社にヘッドハンティングされた という報道もある。 「いまや航空会社にとって、パイロットの確保は会社を存続させるための生命線。仁 義なき引き抜き合戦は過熱する一方です」(前出の航空関係者)
 空の安全が心配になってくる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピーチ、7~8月に894便欠航 2014年5月20日(火)共同通信
 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは20日、パイロット不足のため、7~8月に全体の約2割に当たる894便を欠航すると発表した。中途採用の訓 練生の退職により確保できない機長の数が増え、欠航数はこれまでの見込みより56 便増えた。
 夏の繁忙期の大幅減便となることが確定した。利用者の信頼低下は避けられず、経 営への影響が一段と懸念されそうだ。
 機長を務める予定だった訓練生2人が5月上旬に退職したため、那覇―台北線の一 部が欠航を迫られた。
 このほか関西と札幌(新千歳)、仙台、成田、松山、福岡、鹿児島、那覇、香港を 結ぶ各路線、那覇―石垣線が影響を受ける。

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